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お絵かき練習メモStep4 目の分析と描き方(下書きから清書)

2021年11月29日

 

今回は顔の最重要パーツの目になります。
目のデザイン決め > 絵の分析 > 目の位置決め > アウトラインで大きさの決定 > 枠の当てはめ > 書き込みとややこしく書いてますがどうかお付き合い下さい。

 

 

前回のおさらい

輪郭線のアタリを書いて清書をしました。

アタリ線ありVer.

 

 

清書のみVer.

このページの概要

目の知識
何をどうやって描いているのかを知って描くのが最重要ですので紹介しています。

 

目のデザイン
目を描くにあたってゴール(描く形)が決まっていないと迷ってしまってデッサン崩れの原因にもなりますので先に決めます。
※好きな作家のイラストで◎

 

分析
お手本のイラストの分析の例を書いています。
何となくは×です。

 

描く
分析を基に線を引いていきます。

 

知ってほしいこと
模写のコツ、ポイントを紹介しています。

 

目の知識

目の描くにあたって必要なものを紹介します。
実際のイラストで目の何を描いているのかを知るために必要です。

 

白目
白目=眼球で一番大きい白い球体です。
平面の円ではありません。球体です。
頭の片隅に入れておいて下さい。
イラストの色付けで役立ちます。

 

光彩
瞳孔の周りにあるもの
イラストで色が付いている所ですね。
上の画像の場合は茶色です。

 

瞳孔(瞳)
光の強さによって大きくなったり小さくなったりするもの
イラストでは黒に近い色で表現されることが多いです。
基本は円ですがネコ目などは縦長に表現されてますね。

 

角膜
上の画像の2(瞳孔)と3(光彩)を合わせたもの
イラスト上で瞳といえば基本こっちの場合がほとんどです。

 

目頭
上まぶたと下まぶたの合流地点
目じりと合わせて目の位置の基準になります。

 

⑤目じり
上まぶたと下まぶたの合流地点その②

※今回は正面絵のかつ正面を向いているので瞳孔を基準に書いてます。


 

まつげ
大きく分けて3パーツで上まつ毛、下まつ毛、目じり付近の毛(主に下向きの部分)の3つです。

 

小まとめ
上手にイラストを描くときは何をどうやって描いているのを知っておくのが絶対条件だと思います。
何となくだと絶対に壁にブチ当たります。

目のデザイン(完成形)を考える

キャラクターの命とも言える目のデザインを考えます。
このデザイン次第で絵柄が古く感じたり、物足りなく感じたりします。

 

またデザインを決めると言うことは目を描くゴールを決める事であり大変重要になります。
デザインを考えながら目を描くと迷いながら線を引くことになり、収集がつかなくなります。

今回はこの絵を目の完成を例にします。

 

目の形
おもにまつ毛(まぶた)のライン。
直線的だとキツイ(厳しい性格)の印象に
〇に近いと子供っぽくなっていきます。

 

まつげの表現方法
大きく3本で表現する、基本帯状で多少の毛の表現がある‥などイラストが今風であるかはまつ毛の表現が大きい重要パーツです。

 

小まとめ
目のデザインは各自好みの作家さんを探して分析してみましょう。
ここではデザインは決めた!
後は描くだけ!の状態にすることが目的です。

 

 

目の分析(目のデザインを他作家さんの参考にする場合)

目の外枠を探す
目の横の長さ 目がしら(描いてなければ上まつ毛の一番鼻に近いところ)~目じりまで
目の高さ イラストで一番上と下に書かれているものの距離

 

難しく書いてますが外枠さえわかれば良いのです!
外枠の四角ができたら後は上から〇cm、左から×cmと座標から割り出せます。


 

以下目のパーツの分析のオススメポイント(基準点)を紹介します。

 

上まぶたのカーブの分析
目頭>カーブの中間>まつ毛の一番上>カーブの中間>目じり

 

下まぶたの分析
目頭>カーブの中間>まつ毛の一番下>カーブの中間>目じり
書かれていないイラストもありますのでスタート地点がまつ毛の一番下から開始の例もあります。

※カーブの分析は始点と終点と中間地点を分析しましょう!ってことです!


瞳孔の中心の位置
瞳孔の中心=光彩の中心=瞳(角膜)の中心です。
点で考えると後で描きやすいと思います。

 

角膜の形
基本は真円ですがイラストでは下側が細くなる卵型だったります。
右側はふっくら、左側はほっそりなどならないように左右対称で書きましょう。

 

 

眼球(白目)に対する瞳(角膜)の大きさ、割合
表情で変化しますがすまし顔(通常の顔)で分析しましょう。

下の画像の場合、横幅は白目7.5㎝に対して角膜3.5㎝です。
※ディスプレイによって違います!

 


 

分析が終わったら書き込んでいきます。
分析は点の外枠との位置関係で調べます。

例として同行の瞳孔の中心の点と外枠の位置関係の場合

画像の例では縦横ともに1/2の位置になっています。
この様に分析用の点が外枠の四隅からどの位置にあるかを分析します。

大体こんな感じ‥と模写してたらデッサン狂いが生じます。
私も最初はこんな感じでした。

 

小まとめ
最初はこんな感じ‥で線を引くのではなく、実際に測って書いてみましょう。
同じ大きさならそのままの距離で描き、違うなら割合で考えます。
これだけでもが模写の精度が格段に上がります。

 

書き込み開始

最初に瞳孔の中心の点を描いてみます。

次に瞳孔の中心の点を決めます。
横は1/4の分割線①、高さは鼻の三角の②の位置と交わる所です。
赤の十字線の中心の水色の点です。

※画像では見やすくるするために赤の十字線を引いてますが実際には書かなくて良いです。


 

これで目の位置が決まりましたが(特に模写の場合)大きさが合っていないので
目の大きさの下書き(アウトライン)を書きます。

 

目は目の大きさを基準に考えます。
眉間から0.5個分離れた所から目が始まりです。
目の横幅が3㎝なら眉間から1.5㎝離れたところ。
顔全体で見た場合は両目の間に目1個分のスペースがある、です。
下の画像、赤丸1個が目の大きさのアウトラインです。

 

これで瞳孔の中心の点、大体の目の大きさが決まりました。


次は目を描くために分析の時に書いた外枠の四角を合わせます。
最初に目の瞳孔の中心を合わせてから大きさを調整してください。
※中心点は正確に測りましたが目の大きさはだいたいの目安だからです。

 

目の大きさのアウトライン(薄い赤丸)に分析用の外枠(赤い四角)を合わせたところ

 

後は外枠の四角と中心点を基準に分析した絵を再現していきます。

こんな感じになると思います。

 

清書のみVer.

分析のまとめ

目の中心の高さは眉間(鼻の一番低い所)にあるよ!
目の大きさは目3つ分ぐらいが目安になるよ!
曲線は始点終点中間点で区切るとやりやすいよ!
目は白目と瞳(角膜)の割合も重要だよ!

 

 

今回の記事で知ってほしい事

イラスト初心者で上達に一番大事なのは自分の好みの絵の分析と再現と思っています。

分析は細かいほど良いです。
まつ毛のカーブの曲がり具合、瞳の割合‥など。

 

それを自分で描くのが再現です。
再現できなければ知っているけど描けない状態となります。
でも誰でも知ったから直ぐに描けるわけでは無いので考えながら何度も描きましょう!

 

こちらから提示した基準、割合はあくまでもお絵かき初心者向けの目安です。
この比率が絶対に正しいわけではありません。

結論は絵に絶対の正解は無いので各個人で探しましょう!です。
探す=分析&描いてみるのトライ&エラーです。

 

私も偉そうに書いてますが画力はへっぽこぴーです、
一緒に上達していきましょう!

以上でこの記事はおわりです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
前回、次回は下にリンクがります。

 

 

 

前回&次回

前回の輪郭についての分析と描き方


次回はまゆと口の分析と清書です。
今回よりは楽な記事にになっています。