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お絵かき練習メモStep3 輪郭と頭部の分析と清書

2021年11月27日

 

前回までで外枠(頭部のアタリ)と鼻が出来たので輪郭を決めて行きます。
ここで輪郭を先に書く理由は外枠から決めて中を書き込むことでデッサンの狂いを最小限にするためです。

前回の記事

前回の記事はこちらです。
顔の基準となる鼻と下書きのための三角形を書きました。

 

今回の工程

最初に分析 > 頭蓋骨の下書き > 輪郭線のチェックポイントの分析と書き込み >輪郭線の清書です。
清書は輪郭と頭部の頭蓋骨部分を繋げて書いていきます。

 

 

注意点

こちらから提示する割合はお絵かき初心者用の目安となる基準&比率です。
絶対にこうだ!ど断言するものではありません。

分析するところ

基本的に目標となるイラストがあると前提してそのイラストがどう描かれているかを分析します。
頭の大きさ、輪郭のカーブです。

頭蓋骨
大体ですが額、目の横あたりから頭蓋骨の範囲になります。

 

輪郭
目の横に凹み(こめかみ)があります。
見落としがちですが目の下にほお骨があります。

こめかみの凹みと頬骨の横へのわずかに出ている部分を意識してください。
こめかみは目の中心の横です。

後はアゴの付け根の位置も意識しましょう

 

小まとめ
頭蓋骨は円で描くので円を探しながら分析する。
輪郭のポイントはこめかみの凹み、頬骨のでっぱり、アゴの付け根とアゴ先のカーブ

実際に書いてみる

描く手順は頭蓋骨のアタリ、顔パーツのアタリ > 頭蓋骨の清書 > 輪郭線の清書の順で固定します。

 

最初に頭蓋骨のアタリ(大きさを指定する下書き)を書きます。
円は出来るだけ丸くします。ですが目安なので神経質になる必要もありません。
ポイントは外枠の四角の上の辺とと円の頂上を合わせることです。


次に目の大きさのアタリをとります。
下の図の赤い円3つです。
目の大きさの目安は眉間(みけん)を中心に目を3つ分でやってみて下さい。
※絵柄(目のデザイン)で大きく変わるので目安として提示しています。
これもアタリの下書きですので適当でかまいません。

 


ほお骨の逆三角形を下書きとして書きます。
下の図の赤い逆三角形。

三角の頂点の高さは鼻の頂点と同じ位置、左右の位置は目の中心の下です。
これも大体でかまいません。

下の図の赤い逆三角形です。

 


 

次に輪郭のチェックポイント(通る所)を分析、書いていきます。
数字は下の図に対応しています。

①目の中心と同じ高さにあるこめかみの凹み部分
※イラストによっては凹みはありません

②目の下と同じ高さになる頬骨のちょっと上
※頬骨に皮膚の厚みが乗るのでちょっと上になります

③頬骨の下(鼻の頂点)と同じ高さ
④アゴの付け根付近(ちょっと解りづらいのが難点)
唇と頬骨の下との中間の高さぐらいの所

 

⑤アゴ先
⑥4と5の中間地点

 


チェックポイントが出来たのでいよいよ輪郭の清書を描いていきます。

この記事では青い円をなぞるように赤い線を書き、頭蓋骨としました。
後は輪郭線のチェックポイントを通りながら(各自で用意した)手本のイラストとカーブの具合を見ながら線を引いてください。

※完全に左右対称じゃなくても良いです。
完全に一緒だとかえって不気味になってしまうと感じます。

 

清書して下書きのものを全部消したらこんな感じです。
※アナログ描きの場合、頭部の円はだけ消しても大丈夫です。

 


 

次回はいよいよキャラの命である目を描き込んでいきます。
ちょっと複雑になりますがどうぞお付き合い下さい。

 

参考書籍

顔の比率などの確認に以下の書籍などを参考にしました。
顔の比率~体の描き方までやさしく解説してくれていますのでオススメです。
※ただし初版が2009年と古く、絵柄を古く感じるかもしれません。

それでも比率、体の描き方など全体的に網羅しているので有益な書籍です。
あとkindleで試し読み、kindleUnlimited加入の方は全て見ることができます。

 

前回と次回

前回は鼻のアタリと鼻の清書をしました。
目の基準となるこめかみが重要です。

 

前回の記事はこちらです。
顔の基準となる鼻と下書きのための三角形を書きました。


次回

目の分析と描き方