お絵かき練習メモStep9A ペラペラ君の肉付け(デッサン人形の完成)

2021年12月4日

今日も1日1個勉強していきましょう。
作例の絵が微妙ですが勘弁して下さい!

描き方と考え方を知っていただければ幸いです。

 

 

 

この記事の概要

前回はペラペラ君(下書きの下書き)を描きました。
今回は肉付けして人体モデルの下書き(デッサン人形の形)にしたいと思います。

自由なポーズが描けない人はペラペラ君を描くことでポーズの原案が決まりやすいです。
手足を極限まで単純化しているのでポーズを変更するのに苦労しません。
ポーズが決まったら肉付けをして具体的なイラストの完成のイメージを作ります。
やることは単純ですがちょっとコツが必要ですので一緒にやっていきましょう。

前回のペラペラ君

 

 

今回の工程&作例

 

参考サイト&著者紹介

ペラペラ君とは中村成一さんの書籍、人を描くのって楽しいね!に書かれている手法です。
お礼を申し上げます。

 

外部リンク
中村成一さんのサイト人を描くのって楽しいねのサイトです。

 

肉付け開始

頭、胴体は正面向いてますのでこのままで良いとします。
具体的には胴体、手足の厚みをつける作業です。

 

意識するとこと
胴体は四角柱、手足は円柱であることを意識して下さい。
ピンとこない方は四角や丸でとらえましょう。

 

腕の描き方

最初にヒジ関節の円を書いてください。
若干横長の円~真円気味でお願いします(縦長じゃなければOK)

 


②肩の外側の線を書く
ペラペラ君の肩の点からヒジの関節の円の外側を目指します。

 


③腕の厚みを意識しながら腕の内側の輪郭線を書きます

 


 

④手首の関節の円を書きます。
ここは横長の円にして下さい。
コツは円の横の長さがヒジの横の長さの7割~半分です。


 

⑤次は前腕(ヒジから手首までの腕)を書きます。

 

⑥前腕の内側の輪郭線を書きます

 


⑦手のミトンを書く
手のひらを描くイメージで親指は無視します。
※慣れた人ならつけましょう。

 

これで腕が完成です。
足も基本的に同じ手法で描いていきます。

足を書く

⑧関節の円を書きます。
股関節は1/4の円、足首の関節も円です。
大きさは股関節>ヒザ関節>足首。


⑨上腿(フトモモ~ヒザまで)を書く


⑪下腿を書く
ここでは一気に内側と外側を2本の線で書きます。
※円で書かないことがコツです。
ふくらはぎの太さを表現できるとクオリティ(質)が大きく上昇しますがここでは省略します。


⑫足を書く
同じように足首の青い円をなぞりながら直線気味に1と2の線をひきます。
その後に外側へ向かうカーブ3で足先を繋げてください。

 

手のポイント

上腕(肩からヒジ)までの腕
肩に近い腕が最も太く、ヒジ付近では一回り小さくなります。

肘~手先まで
肘から手首の太さは肘付近の腕の太さを100としたら手首は70~50ぐらいです。
肘より手首は細くなっているよ!

手の大きさアゴ先からおでこぐらいが長さの基準になります。
この段階で大きさの修正しておきましょう。

 

足のポイント

股間
足の付け根は必ず足と足の間に隙間があります。
足の付け根の基準は足の外側にあり、不徳になるにつれて内側に線を引きます。

 

ヒザ
現状は〇でかまいません。
目安は太ももの半分のおおきさです。
ヒザの位置が足の向きをほぼきめますのでこの段階で足の太さと足の向きを決定、修正します。

ヒザは足の前側にある、ぐらいの感覚で大丈夫です。

 

ひざ下~足の先
今回はカーブでとらえておきます。
足先も楕円で仮書きにとどめます。

作例

前回のペラペラ君に肉付けしてみました。
慣れるまで意外と時間がかかりますので質4:量6ぐらいの割合でドンドン描いていきましょう!

 

 

 

考え方

腕と脚の線は関節を繋ぐ外側の線と考えると描きやすいと思います。
腕が通っている所に関節があるのではなく、
関節に向かって腕が伸びている

なぜ関節の〇含めたか?
曲げたときにイメージしやすいからです。

例 腕を曲げた場合/清書(奥の線を消したもの)

 

 

その他

なぜ描きこまないのか?
ポーズの修正ができる最終段階だからです。
描きこんだ上でポーズを修正すると手間と時間がかかるため、ここで完成のイメージを固めれるようになると将来的に時短につながります。
※ポーズをしっかり決めよう!ってことです。

1回書いただけでは足の向きがバラバラになりやすいです。
そのあたりも含めて何回も練習しないといけません。

 

あとがき

あと最初にできた体はゴツイ体格になりがちですのでそこは肩幅の調整を行ってください。
この辺りは繰り返してバランス感覚を得るしかないと思います。

 

オススメ書籍なども紹介しています。
良かったら見てください。

前回&次回

ここは3つの描き方の1つ、ペラペラ君ルートです。
前回はペラペラ君を描きました。

 

 

次回 立体の書き方。
正確な立体が書けるようになると体のバランスがとれるようになります。

 

以上でこの記事は終わりになります。
最後までお付き合い下さりありがとうございました!