ZBrushCoreを使い方を覚えるの初心者に解りやすい本
私がZBrushCoreを自作フィギュアの為に導入しました。
その際に5冊本を購入して実際に読んで使ってみた感想を書きました。
ZBrushCoreには公式マニュアルが無く、解説本がほぼ必須となります。
全ての本共通で完成品が表紙になり、ZBrushCoreと明記されていない限りフルプライス版のZBrushの解説になります。
1.ZBrushCore 超入門講座
著者 HOPBOX福井 信明
2017年4月20日
ZBrushCoreを本当にゼロから基本操作と機能を手取り足取り教えてくれます。
購入と同時に1冊だけ買う、となったらコレが一番解りやすいです。
ちょっとづつマスコット的なキャラクターを解説しながら造形していきます。
マスコットを何回か作って覚えよう!的な本です。
欠点はキャラクターデザインに強烈な個性があり、美少女などをモデリングを目指す人にはちょっと目的が合いません。
ZBrushCoreを始める時に一番理解しやすい本です。
2.ZBrushCoreで作るフィギュア原型
著者 加茂 恵美子
初版2017年9月20日/改訂版2019年5月23日
最小限の機能と説明で美少女フィギュアのモデリングを解説してくれます。
最小限と言っても基本的な機能は解説がされてるので安心してください。
ただ若干説明不足な感もありますので多少、ネットで調べることがあると思います。
本の薄さはとっつきやすさにも繋がるかと思います。
ただキレイに造形するコツは少なめです。
ゼロから始めると多少つまづきますが、時間をかけて、ネットで調べながらやると十分に進めることが可能になります。
またキャラデザインが作りやすいデザインなのもポイント高いです。
初心者が可愛い女の子のモデリングをしたい人向けと言えるでしょう。
2019年5月に改訂版が発売されました。以下のリンクは改訂版を貼っています。
改定前は表紙が赤く、改定後は青いです。
3.ZBrushCoreだけで作る!ZBrushCoreスカルプトガイドブック
著者 甲田 太一
初版2017年6月13日
この本は独特で前半に辞書の様な機能の説明、後半に美少女フィギュアの作成となっています。
また作成の工程も独特な手法も書かれていて「ああ、こんな手法もあるのか」と気づかせてくれた本です。
例としてプリーツスカートの作成方法、マスクを利用した髪の毛の生成(他の本は物体を変形、整えて作っている)、剣などの無機物も作っています。
以上の内容なためゼロから始める人にはオススメしづらく、基本機能を知った人に更なるアイディアを提供する本だと私は感じました。
特に私はプリーツスカートの作り方やブラシの種類の説明が助かりました。
なぜ買ったかというとZBrushCoreの機能は制限されているけど造形の参考になると思ったからでした。
※ここからの2冊はフルプライス版の本なのでZBrushのみの追加機能をバンバン使っています。よってZbrushCoreだけの人は注意が必要です。
4.作って覚える!ZBrushフィギュア制作入門
著者 ウチヤマ リュウタ
初版 2018年2月25日
ZBrushを優しく解説してくれる本です。色んな機能ではなく必要な機能をできるだけ絞って、優しく表紙のフィギュア完成まで解説してくれています。
ZBrush評価版(体験版)はフルプライス版とほぼ同じなのでそれを試す際、同時に購入する際にオススメできます。
5.ZBrushフィギュア制作の教科書
著者 榊 馨
初版 2016年5月16日
実際にフィギュア原型のプロとして活躍している人が書いた本です。
これまでの本と違って優しく教えるのではなく、プロとしてフィギュアを完成させるための工程をミッチリ書いてくれている印象を感じます。
つまり情報量が多すぎてとっつきにくいです。
反面、かわいい顔や体のラインへの丁寧な説明が載っているのが特徴となります。
まとめると難しい参考書的な立ち位置と思います。
でも時間をかける、ネットを使うなど諦めなければ必ず役に立つ本と言えます。
ただ初版が古いためZBrushのヴァージョンが2つ前、ユーザーインターフェースが英語表記なのが欠点です。
以上でこの記事はおわりです。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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