お絵かき初心者に役立つ書籍、イラストの上達に役立つ書籍の紹介

このページでは80冊以上の描き方の本を買ってきてた私がその中で特に良かったもの、役に立ったものを紹介していきます。

 

初心者向けの本

絵を描き始めて楽しい!
もっと上手になりたい!って人向けの本を紹介していきます。

一番最初におすすめできる本

本当はズバリ目標、お手本にしたい作者、イラストレーターの本が一番のオススメです。
自分の目指すべき作風、ゴールを明確に定めるために必要です。

 

ここでは最初の1冊と言うことで解りやすく、全体的に解説されている、作画が安定していると言うことで以下の本をオススメします。

 

 

 

 

作画安定度☆☆☆☆☆
執筆者実力のあるが1名のため作画が安定しています。
また線画もキレイに清書されておりトレース(上からなぞる)ことも容易にできます。

※他の本だと複数の作家が書いている場合があります。
また基本的に線画は2~3本の乱れ線で描かれている場合が多いです。

 

解りやすさ ☆☆☆☆
かわいい女の子を描くための基本的なポイントを全体的に書いてくれています。
くびれに関して P40より引用
骨盤の真上がいちばんくびれている

P58 表情について
目も口も大きく開けると大慌てな印象など

ワンポント解説を繰り返して書いてくれていてコスチューム(セーラー服やファンタジー風)、人魚など本当に幅広く書いてくれています。

 

使いやすさ ☆☆☆
最初に絵の勉強するのにとても役立ちます。
初心者の模写して基礎画力を上げるのに最適です。

誰向け?
繰り返しになりますが初心者向けです。
難点はオリジナルのポーズを描こうとしたときにはこの本だけでは物足りません。

 


作画安定度☆☆
多数の作家により書かれており作画(絵柄)がバラバラなのが難点

解りやすさ ☆☆☆☆
特に難しくは書いていないです。
手の描き方も詳しく書いてます!

使いやすさ ☆☆☆☆
アオリ、フカンの描き方、髪の毛、体についての必要な情報は揃っています。
このホビージャパンのシリーズの中では一番のオススメです。

誰向け?
ある程度目標となる絵が決まっていてイラストを上手に描くための基本的な知識が欲しい人向けです。

その他
kindle Unlimitedに入っていれば無料で見られます。
※時期により終了している可能性もあります。

 

 

作画資料

基本的に作画資料は普段から集めるのがベストです。
自然の風景、好みのイラストはツイッター、ピクシブなどで集めましょう。

 

キャラポーズ資料集 女の子のからだ編
定価2,400円+税

 

 

基本的には水着姿の女の子の静的ポーズの写真集です。
基本的に水着っぽい服でセーラー服姿はオマケ程度です。

※静的とは?お辞儀や座ったポーズなど基本的に躍動感の無いポーズになります。
躍動感が無い分、体がどう見えるかを知ることに集中できます。

載っているポーズの例
頭部(顔含む)煽り、俯瞰、横向き正面向き後ろ向きの一通り。
体 立ポーズ、歩きポーズ、座り、座り+ひねり、お辞儀、指をさす、手や上げるポーズ、ヒザを曲げるポーズ、オマケで机でのティータイムのポーズなど

 

モデルのスタイル
くびれが美しく、かなりスタイルの良い人です。
写真の映りも良く体のうっすらとした筋肉まで見えます。

 

使い方の例
基本的な体の構造を知って絵を描けるようにする。
例 ヒザを曲げたときの見え方はポーズとカメラアングルによって変わる。

関節の位置を把握して人体のポーズと関節の位置関係を学ぶ
動きのあるポーズは自分で考えて作画してくのが一番だと思いますがハードルは高くなってしまいます。

 

表情

デジタルツールで描く!感情があふれ出るキャラの表情の描き方
2090円+税

デジタルツールで描く!とありますがデジタルに関する内容は159ページ中9ページほどで申し訳程度に入っています。
喜怒哀楽からはじまり嫌悪、恐怖の強弱など表情を網羅しています。

文章での説明はほとんどなく絵にワンポントアドバイス方式で書かれているので見ていて疲れないです。
良い点
イラスト風、デフォルト強め、リアル風の少年少女+オジサンの表情まで網羅しています!
全ての作画が安定してレベルも高いのが特徴です。

悪い点
基本的にある程度顔が描ける人でないと使えません。
顔の描き方もありますが正確には掛けますが難度が高い描き方です。

 

使い方
模写しながらワンポイントの解説を自分の絵に落とし込むことで自分の技術になります。
表情の作例集、資料集として◎

 

 

脱初心者向け

マイケル・ハンプトンの人体の描き方:躍動感をとらえるアナトミーとデザイン
アナトミー=解剖学です。

3冊目にオススメです!
ただしちょっと高い目なのが難点。
ですが買ってよかったと私は思っています。

警告!
1冊目には絶対不向きです!!

 

 

誰向け?
絵は基本的に模写も描けるようになった、でも違和感が残る。
体のポーズも自分で考えてポーズも決めれるようになった。でも何か違うと感じる人へ。

 

原因
違和感が残るのはデッサンの狂い、立体的に描けていない、有るべき体の厚みが描けていないなどが原因です。

 

解決策
体を立体的に把握してから描くようにする、正確な顔や体のパーツの位置を知り描けるようにすることです。
デッサンは合っているが違和感が残るのは体の厚み、関節の位置のズレが原因の場合が多いです。
例外はデジタル絵などの色塗りの場合。

 

内容
基本的に(ちょっとリアルな)デッサン人形の描き方の本です。
仕上げの工程はほぼありません。
ブロック体による下書き~ポージング>基本的な骨格を描くところを重視して書かれている本です。
デッサン人形が描けるようになるとそれを仕上げることにより自由なポーズが描けることに繋がります。

 

この本の良いところ
単純なブロックの集まりから始まり、複雑な人体の構造へステップアップしながら書いてくれています。
例 足首
足のブロック+足首の球体、かかとのブロック、足のブロック

 

更に絵を描くのに必要なアナトミー(解剖学的な筋肉の説明)もあります。

 

まとめると
ブロックで大まかなポーズ、ブロックを細かいブロックに分ける、アナトミーを意識してディティールアップ!の本です。
この本を学ぶと人体の自由なポーズが考え、描けるようになります。

 

通常の描き方の本は完成(ゴール)の解説がほとんどです。
この本は下書きから、ポーズの構築、実際に描くための人体の構築、仕上げて完成の流れのうち、仕上げ以外に重点を置いた本です。

 

その他作画資料

脱力系イラスト
理論にのっとった正確なイラストは魅力的ですが同時にどうしても絵柄が硬くなってしまいます。
逆の脱力系のイラストを学ぶことによって自然なポーズなどを自分のものにできます。

シリーズで出ていて1は基本的な立ちポーズ、2と3は特徴あるポーズが多いので見ていて楽しいです。

 

 

良いところ
描き方の本のセオリー(基本)からちょっと離れたところの解説がある。
脱初心者を目指す人にヒントになる。

 

悪いところ
ワンポイントアドバイスがあるが抽象的(感覚的)です。
なのでそれをヒントに自分で調べて自分の技術に発展させる必要があります。
線がラフ状態なので自分で青書の線を書ける人専用です。

 

 


アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則

この著者ではめずらしく描き方(理論)に重点を置いた本です。

良いところは 描き方の本ではあまり語られない重心や、ひねり、光源などの解説もあります。
悪いところは 線が相変わらず清書しきれていないことです。
※ただ自分で青書の線を探せる人には問題ありません。

 

ロボット

基本的にロボットを人体の構造に落とし込んで下書きを描き、その上でディティールを増やしていく手法ですので初心者向けは無いようです。
もしありましたらコメントよりお願いします。

(超)上級者向け

SFメカニックの上手な描き方 決定版スーパー技法―ロボットや戦車、飛行機がよりリアルに描けるデザイン、光、特殊効果を知る (漫画の教科書シリーズ) 単行本 – 2012/4/1

 

タイトルが超長いですが‥
175ページ中でロボを描くまでの流れが50ページほど、残りは拡散反射光、面光源、自己反射、環境遮蔽、鏡面反射などロボットの質感を表現するための光の反応の解説をしています。
が、1つ1つ紹介してありますが主に光の効果ある、無しの2枚画像で自分でどう変化しているのか観察、分析する必要があります。

 

良いところ
これCGじゃね?言いたくなるほど質感が凄い。
本当のメインはロボットではなく質感で、ロボットの質感を表現するために光の効果、反応、見え方でそれを解説している。
習得できたらイラスト界での光の魔術師になれるかも?

 

悪いところ
難しい!著者が言いたいことを理解するには実際に描いてみるしかない。
見ただけで理解できるほど甘くない。

デジタルイラスト

大きく分けてイラストソフトの使い方、色の塗りかた、背景の描き方があります。
私はCLIPSTUDIO(クリップスタジオ)、通称クリスタを使っているのでこちらの本を紹介します。

 

塗りかた

クリスタ道場
2300円+税

初心者向け
分類に悩みましたがクリスタの解説部分が少なく、基本的なレイヤーと機能のみつかっているのでこちらにしました。

この手の本の選び方は
自分の描きたいイラストがどの位丁寧に解説されているか?が重要です。
次に自分でも再現できるか?で自分でも付いていける内容であることです。

 

良いところ
初心者向けです!
基本はアニメ塗り~美少女塗りの中間の表紙の女の子の描く手順とレイヤーごとの説明があり、同じように自分でも再現できます。

悪いところ
他の塗りかたはオマケ程度の紹介ですので表紙に書かれている絵を目指す場合にのみオススメです。

機能紹介は最低限です。
ただ手振れ補正と後補正はP47のTipsで触れられていますが絶対にみましょう!

 

 

 

エロ注意

男性向け(エロ資料)の紹介になりますので抵抗のある方は下にはいかないで下さい。

 

 

 

 

 

パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい!
価格2500円+税

タイトルがストレートでパンツをひたすら見せてくれる資料集です。
様々なパンツを見せてくれるのではなく、種類は普通の無地、シマシマ、T、ローライズと種類は少なめですが資料としての布地の割合の種類は網羅してくれています。

 

またパンツだけでなく体のポーズもこだわりのあるポーズでマンガの一部で見たことあるようなポーズがほとんどです。
ストッキング越しのもあります。

 

メリット
パンツの見え方でもう困ることはないでしょう。

デメリット
店頭で買うのは勇気が必要。
見え方を網羅した本です。パンツの種類を網羅した本ではありません。