//ここからGoogleタグのコード //以上でGoogleタグのコード終了

お絵かき練習メモStep6 耳と首の分析と描き方のコツ

2021年12月1日

 

閲覧ありがとうございます。
今回は首と耳についていつもの分析、描きこみをやっていきます。
正面の絵ですので気楽にいきましょう!

 

耳の知識

描くために知っておくべきパーツを紹介していきます。

耳輪(じりん) みみの外側(輪郭)の部分
下の図で青いところ

耳垂(じすい)みみたぶ
下の図で紫のところ

対耳輪脚+対耳輪(みみの中のY字)
下の図で赤いところ

耳珠(じじゅ)
下の図で緑のところ

耳の穴
下の図で黒いところ

※横から見た図でですが正面から見てもわずかに見えます。
どこまで描きこむかを次の段階で考えます。

 

 

意外と形だけでなく向きにも個性が出ます。
耳は指紋と同じで同じ形は存在しないそうです。
耳輪、Y字の形、耳珠の形、耳たぶの形。
人探しでも本人照合で使われたこともあるとか。

なのでここで紹介したものは描くための知識で正解の形はありません。

 

デザイン(描き方)を決める

耳の大きさ、耳の向き(左右への広がり具合)、描きこみ具合の3つです。

 

 

分析

基準点(緑の点)は耳珠もしくは耳の穴を基準にします。
高さは目の下のラインと同じです。
下の図の緑の円の中心の高さ=目の下の高さ(赤い線)

耳輪(耳の輪郭)は曲線の連続ですので曲線の始まり、終わり、中間地点のセットを繰り返して分析します。
例として青い点の位置を調べます。

 

大きさ
大体でかまいません。
大きさにも個性があります。

高さ
リアルな絵柄だとまゆの付近、デフォル絵だと目のちょっと上付近まで
※明確な基準がないので最終的には感覚だよりです。

 

下向きの長さ
鼻の頂点よりちょっと上です。

左右の長さ
絵の全体を見て違和感ない程度に

 

小まとめ
耳の穴(耳珠)が目の下付近にあればあとは大体でOK!
なぜなら個性が大きく出るパーツなのでキッチリとした正解がないからです。

 

 

描き方

①基準点(耳珠、もしくは耳の穴)の位置を決めて、②耳の輪郭を描きます

基準点は耳珠もしくは耳の穴で高さは目の下と同じです。

 

耳の内側の輪郭と耳珠(場合により耳の穴も追加)を描いてください。

 

 

耳の中のYを描いて完成です

Yの字も描かなくても正解です。
描く場合は主張しすぎないように線を薄くする、細くするなど工夫が必要です。
またYも丸みや変形させて耳になじむようにしてください。

 

 

こんな感じでできました!

 

 

 

単純に2本の線で描けますが注意事項はあります。

首の知識
基本の形は円柱(赤い円柱)

胸鎖乳突筋(緑のライン)
耳の付け根から鎖骨にある筋肉

僧帽筋(青いエリア)
首(耳付近)の後ろから肩にある筋肉

 

分析

首の長さと太さを調べます。
イラストのデフォルメ具合、キャラデザイン(華奢な女の子、筋肉モリモリマッチョマンなど)で変化します。

大体は口角(口の端)よりちょっと太いぐらい)、目頭の位置が目安になると思います。

また直線で書くとゴツくなりますので女の子の場合は )  ( のように気持ちくびれを付けるといいでしょう。

描き方

首の円柱
首の始点①、終点②、中間点③の位置を分析して描きます。
太さ、長さについてデザイン(作風)と設定(年齢、筋肉質など)で変化します。
①→③→②と上からわずかなカーブで下へ描きます。


胸鎖乳突筋
耳、もしくは首の付け根からの流れを意識してサラっといれます。
濃ゆく入れるとガリガリかゴツイ(筋肉質な)印象になります。
流れのイメージは首の時の点①から鎖骨の始まり④へ流れるように引きます。
作例は強めに主張しています(線を長くハッキリ描いているため)


僧帽筋
開始位置は首の半分もしくはちょっと下から肩の始まりまでです。
今回は首の中間地点③を利用しました。
男性なら直線的、女性ならわずかに凹んだカーブが良いでしょう。

終点が肩の始まりとくっついているのですがここまでの工程で肩は出てきませんのでナナメ45°ぐらいを目安に引いておきましょう。
ここの筋肉も肩と連動して大きく動くので覚えておいてください。

 

今回知ってほしいこと

首の太さ、長さは作風により全然違います。
模写の場合は作例の太さを忠実に再現、オリジナルイラストの場合は合っている太さを探す必要があります。

首の長さ
大人になるほど長くなっていきます。
遠くから見てやり過ぎない程度に伸ばしましょう。

小まとめ
首はイラストとして違和感が無いか?というどうしても感覚的な部分になってしまうと思います。

 


耳もどこまで描きこむかの取捨選択から始まります。

あっさりとしたデフォルメの効いたイラストの中で上の絵の対耳輪脚+対耳輪(みみの中のY字)まで描きこむと耳だけリアルになっていまい、浮いて(バランスを崩して)しまいます。
顔全体を見てどこまで描きこむかがポイントです。

 

まとめ
首は太さと長さが重要。
耳は形よりも配置が重要!
あとは顔(イラスト全体に)馴染むかの問題だとおもいます。

 

今回の記事は以上で終わりです。
お付き合いいただきありがとうございました。
前回&次回の紹介は以下にあります。

 

前回&次回

前回はまゆと口の分析と清書でした

 

次回 髪の毛の描き方(概要)です。
サラっと解説しています。