Step13デッサンチェックの一例と修正

今回は自分で描いた絵のデッサンチェック&修正をやっていこうかと思います。
こうやってチェックしていますので参考になれば幸いです。

 

 

 

デッサンチェックの時間だオラぁ!
この画像が修正前の絵です。

上手く描けたつもりでしたが日が経つと狂って見えるので出来る限り修正します!

 

 

違和感のチェック

どこがおかしいか自分で可能な限り判断します!
パッとみて違和感のある所を書き出します。

長時間見ていると違和感が消えていくので合ってる、合っていないは置いといてチェックリストに書き出しましょう!
私の場合は
①左目と右目の下まつ毛がズレている
②耳が大くない?
③目と頭部の奥行き感が合っていない
④薄いあごのラインも変じゃない?

がリストに上がりました。

 

修正開始!

これまで通りできるだけ外枠(頭部)→内側(目などのパーツ)の順に修正していきます。
なので頭部の全体=頭蓋骨+顔からチェックしていきます。

頭部、頭蓋骨を調べる。
頭部を真横から見た場合は横長のだ円になるのは正解です。
今回はナナメ顔なので絵の描き方としては球体(円)として書くのが正解です。
ここでも私の間違った認識がありました。

円の当てはめ方が重要なのですが球と板の関係性に注目して下さい。
アゴ先から目の位置(長さが)が頭部全体の半分になる位置が1つの目安です。
※キャラクターデザインにより変化
球体の前面に板が貼りつくイメージです。

 

球と板のイメージ

 


この状態から今までやって来た四角の外枠を再現します

球を囲うように四角を書き、底辺はアゴ先を囲ってください。
奥行きとの境(稜線)は顔の板の右の辺と合わせます。


頭部の全体像が決まったので頭部の輪郭線を修正しました。

違和感はだいぶ減ったと思います。
が、まだあご、耳のあたりが気になりますね。


外側の修正を優先するため次は顔の輪郭チェックします。
先に頭部全体の正中線(左右真ん中に走る線)を書きました。
※頭部正中線と表記したのは顔パーツの十字線とズレている場合があるからです

イメージが解りやすいように顔パーツは消しています。

アゴ先は左右の位置が合っているので輪郭線が原因でしょうか?

 


次は輪郭線を修正したいところですがキャラクターデザイン(個性)により基準が変化しすぎるので後回しにします。
顔のパーツの位置が正しいか正中線を引いて確かめます。
目頭どうし(今回は上まつ毛の始点)
目じりどうし
下まつ毛の始点どうしを左右の直線で結びました。
鼻の下のからは垂直に上下の線を書いてください。
ここでは青い十字線を「顔パーツの十字線」と呼びます。

キレイな十字にはなっていますが何と鼻のラインがズレているようです。
鼻を基準に顔パーツを書いているのでこれは致命的です。

鼻の縦軸の青ラインと頭部の正中線(緑のライン)を合わせました。
※鼻と口を右に修正しました。

 


輪郭線を修正
アゴ先はキャラが右を向いた時はわずかに向かって右に移動しますので修正します。
アゴ先(赤い点)頭部正中線より右にズレます。

目の下の赤い丸(ほお骨)を意識しつつ輪郭を修正しましたキャラの個性(ふっくら君、スラっとした輪郭、年齢など)を考慮しながら書いてください。

薄い線が修正前です。
首も修正しています。


頭部、輪郭も修正したので目も修正します。
鼻の眉間を計算して目の位置を決めます。

①鼻のラインを計算する
眉間(みけん)=鼻の一番低いところは頭部正中線と交わります。
②眉間より水平に補助線を引く
これが目の基準の位置になります。

今回は目の中心の位置は水平ラインよりわずかに上としました。

 


次は耳の修正に入ります。
耳の形そのものも指紋と同じく同じ形はありませんが、今回は大きさと位置がズレています。
大きさは最初から違い、位置は輪郭を修正するうちに大きくズレました。

耳の大きさのガイドライン(赤線)
上の線=目のまつげの高さ=耳の一番上
中段の線目の下まつ毛の高さ=耳の穴or耳垂
下の線=鼻の下の線=耳たぶ
を目安にするといい感じです。
※目安の1つとしてです。大きすぎず、小さすぎずならかまいません。

ガイドラインに耳の大きさを合わせ、若干右回りに傾けました。


最後の工程、目を修正していきます。
絵を左右反転してチェック。

上の図で右目が上がっているか、左目が下がっているのか、どちらもズレているのか不明です。

上下も反転させてチェック&修正
この時は難しく考えず、アゴ周りのキレイな形を目指しました。
薄い線が修正前です。

この状態では向かって右の目(奥の目)が合っていて左の目(手前の目)がズレて見えるので左目を修正したいと思います。


表示を戻し奥側の目を基準に目の大きさのラインを引きます。


手前の目の大きさを位置を修正しました。


目の横幅の大きさと位置をチェックします。
基準となる目の横の長さを1と仮定して反対の目までで3の距離かを調べます。

赤線の奥の目の長さが1で目と目の間が1、手前の目の長さが大体1にします

目の長さはおおよそ良さそうです。
でも違和感が残りますね。

眉間を意識して目の位置と大きさをチェック

今回はこれでOKとします。
目の違和感があるのはまつ毛のカーブ、眼球のカーブ、瞳のカーブが原因です。

目を修正してみました。

 


頭でっかちな気もしてきました‥
試に髪の毛を付けて見ます。

 

最後に鼻の影を短くしてこれで完成にしたいと思います。

 

 

2週目
やっぱり頭部(頭蓋骨)が大きいんじゃね?疑惑が浮上。
円のアタリ(大きさの目安)を当ててみます。
あと清書しました。

 

ん~。
どっちが正解かわからん!
どっちも正解?

 

以上でこの記事は終わりになります。
最後までお付き合い下さりありがとうございました!