【介護職員向け】個別ケアの実践、個別性のあるケアの個別性とは?
ここ10年ほど介護の現場では高齢者の人に個別性のある介助、個別ケアの実施などのフレーズがみられるようになりました。
何となくは分かるけど上手く説明できない、初めて聞いた人向けのに
この「個別性」について記事にしました。
個別性とは?
一言で言い換えたら「その人に合った」と言えます。
個別性のある介助
その人に合った介助
逆に個別性の無い介助とは「画一的」な介助となります。
例として
AさんとBさん2名の高齢者が居ました。飲み物を提供しようかと思います。
ここで
2人ともお茶を提供すると画一的な介助となり
Aさんは甘いものが好きなのでオレンジジュース、Bさんにはお茶を提供すると個別ケアの1例になります。
その他の例として
Cさんは自分の力に不安があるので本人の希望どおり「ゆっくりと介助する」
Dさんは同じく自分の力に不安があるので手早く介助してほしいと希望があるので「すばやく介助する」
となります。
これらを知ったうえで介助ができると高齢者からは「自分の希望を聞いてくれる良い介助者」、周りからは「専門性のある介助(個別性のあるケア)ができる者」と評価されます。
個別性のあるケアを実践するには?
最初に「介助される人を知ること」から始まります。
この人はどのくらいの動作が自分でできるのか
この人は今、何をどのようにしてほしいのか
他には
医者から制限されている事(糖尿病による食事制限など)、家族からの要望などを踏まえたうえで
自分がどのように介助を行うかを考えます。
例えば体格差が大きいので職員2人介助で行う、
食事制限があるので口が寂しいときは飴を提供する
と考えていきます。
個別性のあるケアと専門用語で語られていますが簡単には「その人に合ったケア」と言えます。
まとめ
個別性のあるケア=その人に合ったケア と言い換えることができる
その人に合ったケアとは本人の希望、状況、周りからの希望(医者からの食事制限)を知ったうえで
自分がどのようにケアをするか選択するケア
その選択肢は多いほど良い。
選択肢を増やすには経験と知識が重要
以上です。
個別性のあるケアと言っても高齢者と向き合いながら介助を行えば何も問題はありません。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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