認知症の人の介護はいつまで続くのか

2019年4月18日

この記事をご覧になってる方々は在宅介護で大きな不安や辛い思いと闘っていると思います。

そんな方々の手助け、励ましとなればと思い記事にしました。





本題 認知症になった人の余命と実際に在宅介護する年数

認知症の介護はいつまで続くのか

最大で15年ほどといわれています。

この15年とは認知症が進行することにより、人間の生命の維持に必要な能力も低下して亡くなるためです。


実際の在宅介護は私が調べた限り4年~10年ほどの方が多いようです。


理由は認知症とは時間とともに進行するもので一般の方の介護では出来ることに限界があるからです。

実はこの「できる介護の範囲」が大きな要素だと私は考えています。

なぜ「出来る介護の範囲」が重要なのか

在宅介護といっても人それぞれのケースがあるからです。

認知症のAさんを5年間在宅介護をしたとします。

ですが1人でBさんが行う場合とCDさん2人で在宅介護する場合では同じ介護でも辛さが違ってくると思います。

これは1人と2人では「できる介護の範囲」が違うからです。

また「できる介護の範囲」を超えたら在宅介護を諦めることをオススメします。

できる介護の範囲とは?

これは3つの要素あると私は考えます。

1つ目は認知症の方がどの位の症状でどの位の介護が必要か

2つ目は介護する環境です。在宅介護に適していない環境なら介護する人に負担が大きくなります。

例えば足の力が弱った人をトイレに移動さる場合、床に寝ているかたを立ち上がらせるのは大きな労力が必要になります。

ベッドに寝ている場合は立ち上がりまでの動作は本人、介助者共に楽になります。

3つ目は介助者の介護出来る範囲です。

これは介護する人の年齢、仕事との掛け持ち、精神状態(ストレス)、介護に対する知識によって範囲が変動します。


私個人は一番在宅介護で重要なのは介助者のストレスなどの負担とのバランスにあると思っています。

よってこのできる介護の範囲は介護者本人が決めることが重要だと考えています。

なぜ介助者ができる介護の範囲を決めるのか

周りの人が決めてしまうとそれが介助者への押し付けになり、大きな負担になるからです。

また周りが決めてそれが介助者のできる介護の範囲以上だった場合、介助者の鬱などの体調、精神面の不調、介護放棄、虐待などに繋がる可能性があります。

なので介護される人、介護する人が中心になって決定していくことが重要だと思います。

まとめ

1 認知症の介護の年数はおよそ15年

2 在宅介護の場合は4年~10年と言われている

3 在宅介護はされる人、する人のバランスが必要(無理のない介護)

以上です。
在宅介護はとても辛く、孤独になりやすいです。
もし辛い、苦しいと感じたら休息などが必要だと思います。
そんな時は市役所などに相談してショートステイ(高齢者の短期の外泊)などを試してみてください。