自作フィギュアができるまでのおおまかな流れ

2019年2月17日

もし、自分でフィギュアを作るとしたら何が必要でどのくらいの費用がかかるのかと自分で気になり調べてみました。
今回の記事は細かな手順は省き、大まかな流れを記事にしています。






STEP1 モデリング

モデリングソフト メタセコイア、blender、zbrush(Core)などでモデリング、STLファイル等で出力する。

※モデリングとは3Dデータで立体を作ることです。

下の画像は私がZbrushCoreで作った3Dデータです。

 

STEP2 完成したモデルデータをスライサーソフトでチェックする


スライサーソフトなどでエラーが無いかチェックをします。ポリゴンに穴があったりするとエラーとなり出力できない場合や形が崩れることがあります。

※スライサーソフトとは モデリングしたデータを3Dプリタンター用のデータに変換するソフトです。

他の機能としてモデルデータのエラー、大きさを調整できます。そして完成したデータがG-Codeファイルになります。

代表的なスライサーソフト UltimakerCura、Meshmixerなど


STEP3 3Dプリンターで出力する

3Dプリンターとは立体的なものを印刷できるプリンターのことです。

方法は業者へ出力を依頼するか、個人で3Dプリンターによる出力をすることになります。

業者に依頼する場合は指定するファイル (stl.)などに変換して保存、依頼確定前に必ず見積もりをしましょう。

業者は素材と精度、出力方法、納期までにかかる日数で金額が大きく変わり、調べた限り20cmクラスのフィギュアだと3万~20万円ほどかかるみたいです。

代表的な業者はDMM.comのDMM.makeなど

3Dプリンターは家庭用は約3万円から、業務用は数千万円まであります。


STEP4 出力したフィギュアの手直し

画面で見る形と実物の形では印象が違うことが多いのでチェックします。

必要に応じてモデリングから修正になります。

自分で出力した場合はサポート材がついてますのでそれを剥がす作業をします。

また表面がザラついているので表面処理を行います。

※表面処理とはヤスリがけなどを言います。

業者に頼んだ場合はサポート材は剥がしてくれているのが基本のようです。

※サポート材とは3Dプリンターが出力するために作る足場の様なもので完成品には不要なパーツになります。自動のみで作るソフト、自動と手動の両方に対応したスライサーソフトがあります。

ここまでで単色のフィギュアの完成です。


STEP5 複製

3Dプリンターに使われる素材は色を付けにくい、付けてもキレイな色になりにくい、

という欠点があります。

なので必要に応じてレジン(合成樹脂)で同じ形を複製します。

その上でもう一度表面処理→塗装と行います。


STEP6 表面処理&塗装(完成)

サーフェイサーをかけ、ヤスリで表面処理、塗装をして念願の完成です。

 

以上です。最後までお付き合い下さりありがとうございました。